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「大きな森の小さな家」 その2
2008/08/27(Wed)
しつこく、「大きな森の小さな家」シリーズについて語ります。(^-^; 

私とこの物語の出会いは、テレビドラマでした。NHKで放送されていましたよね。子供の頃に見て、ローラ一家の生活に憧れました。幼い頃の私は、ローラとメアリーが寝るときにネグリジェを着て、ナイトキャップをかぶっているのに心を奪われてしまいました。子供って、細かいところに喰らい付きますよね。母にしつこくねだったらしく、母が私と妹にお揃いで作ってくれました。縫いあがったときは、あまりの嬉しさに、そのネグリジェを着て家の近所を縄跳びして回ったことを覚えています。(^▽^;オイオイ 

テレビドラマの方は何回か再放送もあったので、中学生ぐらいまで見ていました。だけど、本と比べると、内容はかなり脚色されていて、あれは完全に監督、脚本、そして父さん役で出演していたマイケル・ランドンの世界。原作とは別ものと考えたほうがいいですね。

話が横道へ逸れました。

そうそう、その原作なんですが、これも日本語で読む以上、訳者の訳し方によって受ける印象が微妙に変わってきますよね。そして、挿絵についても…。

福音館書店 ガース・ウィリアムズ画 恩地三保子訳 
 ↓
200808韓国 143

上段、下段中2冊 講談社文庫 ヘレン・シュウエル画 こだまともこ・渡辺南都子訳
下段左右2冊 岩波少年文庫 ガーズ・ウィリアムズ画 谷口由美子訳
 ↓
200808韓国 149

最初は福音館書店のシリーズを読んでいた私ですが、シリーズはもっと長く続いているので、続きが読みたくなりました。それで、まとまって読めそうな講談社文庫のシリーズを買い、読んでみました。成長したローラとその一家の辿る運命も、たいへん興味深いものでした。ですが、この講談社文庫は、なぜか2冊足りないのです。「長い冬」に何があったのか?結婚し家庭を持ったローラのその後は?気になるじゃありませんか~!その足りない2冊を出版している岩波少年文庫から購入し、これでローラ一家の物語が一通り揃いました。

揃えて読んでみると、読み比べができて、楽しいですよ。こういう読み方をするのは、自分の出身が文学部系だからでしょうか~?

挿絵も、ガース・ウィリアムズが本家だと思っていたら、そうではなくて、講談社文庫で採用されているヘレン・シュウエルという画家のものが、アメリカでの初版本に使われていたのだそうです。今や、アメリカでもヘレン・シュウエルの挿絵は使われていないそうで、なぜ日本で実現したのか分かりませんが、これはかなり贅沢ですよね。

このシリーズの本の素晴らしいところは、原作者のローラ・インガルス・ワイルダーが、シリーズが進むにつれ、徐々に文章の難易度を上げているところです。最初の「大きな森の小さな家」は平易な文章で、文自体も短く簡潔に書かれています。そして、シリーズが進むにつれて、文は長くなり、使う言葉も難しくなり、内容も濃くなっていくのです。これは、読者の子供の成長とローラの成長を重ね合わせて読み進めていけるようにとの配慮からだそうです。なんて、素晴らしいんでしょう!そういう風なことは、評論家や解説の方の文章を読んで初めて知ったのですが、自分が読んだときは気付きませんでしたが、確かに、そういう風になっています。改めて見てみると、挿絵の量も最初はたくさんなのが、徐々に少なくなって活字中心になっていますね。

ですが、この物語の本当の素晴らしさは、やはり内容です。本当に、昔のアメリカの開拓時代の厳しさがよく伝わってきます。そして、厳しい生活の中で、たくましく、清く生きていくローラ一家。清貧、家族愛、忍耐、努力、自然の猛威、くじけない心。読むたびに感動し、人生勉強になります。
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