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いろいろありました
2007/04/21(Sat)
先週から、ブログを更新しないまま1週間が過ぎました。先週の、のんきなお花見便りから1週間の間に、いろいろありましたね~。

アメリカ、バージニア州のバージニア工科大学内で韓国人学生による銃の乱射事件で犯人を含む33人が死亡しました。犯人が韓国人だと分かると、韓国社会は大きなショックを受け、かなり動揺していました。「アメリカ在住の韓国人が暴動に巻き込まれるかも」とか「韓国が国際的に不利な立場になるかも」とか、韓国メディアはかなり不安な内容の報道をしていました。

それはともかく、今回の事件は、韓国の抱える問題も浮き彫りにしたような気がします。事件の犯人は、8歳のときに家族でアメリカに移住したんだとか。実は、私もこちらに来るまで知りませんでしたが、犯人と同様に、海外で子供に教育を受けさせるため、家族で海外移住する韓国人が近年、急増しています。中には、仕事の都合で父親だけ韓国に残って、家族だけが移住するというケースも多いようで、そのような父親のことを韓国語で「キロギ・アッパ」といいます。直訳すると「雁のお父さん」です。家族だけ渡り鳥のように海の向こうへ行ってしまった韓国人のお父さんがどのくらいいるのか…。でも、この言葉は、韓国のニュースを見れば、よく出てくるので、もはや韓国では当たり前のことなんでしょうか。日本の一般的なサラリーマンとはまた違った理由での単身赴任スタイルです。

しかし、このような家族の抱える問題は、いろいろあると思います。慣れない海外での生活、親からの過剰な期待、差別…。そもそも、なんで韓国で教育を受けさせないのか?ご存知のように、韓国の受験戦争は日本以上に熾烈です。そんな競争社会で子供を育てたくないから?それとも、韓国の高等教育に限界を感じているから?自分の国で教育を受けさせたくないなんて、発展途上国じゃあるまいし…。

私は日本語教師という仕事柄、海外では日本への留学や日本企業への就職を希望する外国人に対して日本語を教え、日本では実際に日本に留学している外国人や日本の企業で研修を受けている外国人に日本語を教えてきました。みんなどんな理由があって日本へ行きたがり、日本で生活していたのか、私には表向きの理由しか知りようがありませんでしたが、少なくとも、日本に対して前向きな人たちを相手に仕事をしていたわけです。「日本で○○を研究したい」「日本の技術を学びたい」など、日本から何かを学ぼうと、日本の教育に期待して、日本行きを希望した人たちです。私はただ彼らに日本語を教えるだけの立場でしたが、日本人が築き上げた日本の教育に期待してくれて、日本人としてとても誇らしく感じました。日本の先人たちのおかげで、私はとても幸せな立場で仕事をさせてもらっていたのです。だけども、これが、日本の教育に対して、後ろ向きで、懐疑的な人たちを相手に仕事をするとなったら、どうでしょうか?日本人として、かなり辛いのではないでしょうか?

自分の国の教育に見切りをつけて、家族で海外に移住してしまうなんて、なんだか、悲しい。(もちろん、本人の意思で高校、大学と海外の学校で学びたいという場合は、別です。これは、自分にとって有益な選択をした結果でしょう。)私の知り合いの韓国人カップルも、もし子供ができたら、アメリカに移住したいと希望しています。若い世代ほど、韓国離れが進んでいるみたいです。

韓国だけじゃなく、台湾にもこういう問題がありました。発展途上国ではないのに、自分の国の教育に見切りをつけるという状況、これからの韓国のために、絶対にいいことじゃありません。将来、韓国の教育はどうなっていくのでしょうか?

韓国のメディアが「アメリカ在住の韓国人の生活が、今後不安なものになるのではないか」という懸念を報道し続けたのは、実際にアメリカに移住している韓国人がそれだけ大勢いるからです。事件の犯人は、そもそも精神的に問題があったみたいですが、私は、別の視点からもこの事件について考えさせられました。
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