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たまにはお客さま
2006/10/16(Mon)
韓国に来て、意外と日本のものが手に入りにくいことが判明し、今回の帰国は日本の物資調達のための帰国のようになり、すごい荷物で韓国に戻ってきました。今まで、お客さま用のスリッパも、お茶の道具もなかったので、なかなかお客さまを呼ぶこともできませんでしたが、ようやくあれこれ揃ったので、今日久しぶりに我が家にお客さまをお呼びして、お茶をしました。

といっても、飾らないただのお茶の集まり、目的は美味しいものを食べておしゃべりすることです。でも、この、たまにお客さまを家に呼ぶということは、私にとって、結構大きな意味があります。それは、お掃除。普段手抜き~な家事しかしていない、ずぼら人間の私です。こういう機会でもないと、家は汚くなる一方です。お客さまが来ることによって、私のお掃除スイッチもようやくオンになるのです。そうはいっても、韓国の住まいはお掃除がしにくい環境なので、お掃除のレベルもそこそこですが、それでも、普段一人で家にいるときには絶対にやらないお掃除がちょこちょこっとできるので、お客さまがいらしてくれるのがありがたいです。

前に、結婚して主婦になりたての頃、主婦でいることに戸惑っていた時期がありました。そんなときに読んだ中山庸子のエッセイで、元気を分けてもらった経験があります。中山庸子は、主婦であることを前向きに楽しもうと、家事その他にいろんな工夫をします。たとえば、お掃除も。億劫になってしまう日々のお掃除も、お客さまの前に集中的にやって、お客さまの前では「カリスマ主婦」を気取る。カリスマ主婦を気取るなんて、毎日はとても出来ないから、お客さまのときだけ頑張る。それって、気分転換にもなるし、家もきれいになるし、いいな~と思って私の生活にも取り入れたのがきっかけです。私の場合、「カリスマ主婦」にはなれませんが、これで「脱・ズボラ」です。

中山庸子のエッセイはその他、ちょっとしたヒントをいっぱいくれました。宅急便が届く前に玄関にお香を焚くとか、スーパーで買ってきたお惣菜こそきれいなお皿に盛ってから食べるとか。なんとなくくすんでしまいがちな生活の中の小さなかけらが、ちょっとした工夫で、きらっと輝いたものになったり。なかなか自分では気づかないことですが、こういう本からヒントをもらえるのはありがたいです。

今、ふと思い出しましたが、誰かが書いた本で、こんな話がありました。作者が子供の頃、母親がお客さまの前に、子供に部屋を掃除させるのですが、引き出しの中の鉛筆まできれいに削って並べさせるのです。子供であった作者は、「私の机の引き出しの中までお客さまは見ない」といって、母親の言い付けに反発するのですが、母親は「お客さまが見るか見ないかの問題ではない。隠すことが何もない、どこを見られても恥ずかしくない心で、お客さまをお迎えすることが大事なんだ」というようなことを言います。この話の内容、私はズキューン!!!ときました。すご~く心に響きました。今、誰が書いた話か思い出せないのが残念ですが、このエピソードは、私がその幼い日の作者になって、母親から教えを受けたかのような気持ちで、読みました。いいことを教えてもらった~。その通りに実践できていないのが恥ずかしいのですが、でも、これはいつも心に留めておきたい話だな~と思っています。それから、その母親は、トイレットペーパーのロールが小さくなっていたら、必ず新しいものと取り替えてから、お客さまを迎えていたそうですが、それ以来私も実践しています。

話は逸れましたが、そういうわけで、たまにお客さまを迎えるのは、私にとっては、お客さまとの楽しいひと時ももちろんですが、その前の準備の時間も好きだったりします。これで最高のおもてなしができたら、いうことないのですけどね~。そこはまだまだ修行が足りません…。
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