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戦争紀念館
2007/07/07(Sat)
ダンナさんの台湾時代の上司Y氏が、日本から韓国へプライベートで遊びにいらしています。この週末は、私達がY氏をご案内することになりました。

Y氏は、お仕事ではもちろん、プライベートでも何度も韓国にいらしています。それで、どこを見に行きたいか、ご希望を伺うと、「戦争紀念館」という通なお答え…。

「戦争紀念館」というものが、ソウル市内にあるのですよ。かつて、韓国を植民地化し、未だに韓国人にそのことで深~く恨まれている日本人としては、韓国にいる間に一度は行かなければならない場所ではあるけれど、なんとなく足が向かないまま、月日が流れていた場所でした。今回は、Y氏の唯一のご希望ではあるし、これもいい機会かもしれない…と思って、覚悟を決めました!?

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これが紀念館の建物。各国の国旗の中に、日の丸はもちろんありませんでした。
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入り口付近の群像。迫力があります。

紀念館の内部は、かなりの広さで、先史時代からの韓国の戦争の歴史が、絵や模型や映像などで分かりやすく紹介されています。歴史の授業で習った「高句麗」「新羅」「百済」などの時代から、豊臣秀吉の「朝鮮出兵」、明治以降の植民地化政策を経て、現代に至るまで、日本とは深い関わりがあるのです…。ただし、ここではテーマは「戦争」。時代が近代に近づくにつれて、どきどきします~。どんなふうに展示されて、どんなふうに説明されているんだろう~。ちなみに、説明文は韓国語、英語、中国語、日本語の4種類があります。

ところが、ですね。植民地時代の展示は、意外にもあっさりとしたものでした。「近代以降の展示室では、日本語で話せないわ~」なんて思って心の準備をしていた私ですが、他のコーナーと比べても、明らかに展示が少なく、驚きました。ただ、日本の植民地時代の展示では説明文が韓国語と英語のみになっていたのが、妙に気になりますが…。配慮???

気付いたことがあります。韓国では普通、日本の植民地にされていた時代を「日帝時代」というようですが、ここでは「大韓帝国時代」と表記されていました。あくまでも「植民地」という言葉は排除。そして、これは中国や台湾でも同様ですが、1945年8月15日は、日本の植民地支配から解放された独立記念日「光復節」です。日本では「終戦記念日」つまり敗戦の日ですが、ここでは勝利の日です。だから、その部分を強調する展示になっていました。過去の戦争でこうむった悲惨な経験をあらわにすることではなく、むしろ、苦難の乗り越えてきた不屈の歴史として捉えようとしているのだろうな、と感じました。

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これは珍しい。ポツダム宣言を受諾し、最早日本に韓国を統治する権限がなくなったことを通知した文書。昭和天皇の御璽があります。

日本の植民地時代の展示はあっさりしていましたが、この紀念館で重点的に展示されていたのは、「朝鮮戦争」のほうでした。

朝鮮戦争の経緯について、恥ずかしながら、詳細を知らずにここに来ましたが、展示を見て、いろいろ分かり、勉強になりました。ここで詳細について記事を載せるよりも、展示を見たほうがよく分かると思いますので、韓国にいらっしゃる方は、一度行ってみてください!

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「北朝鮮の兵士と壮絶な戦いをした韓国の学徒兵」のマネキン。でも、北朝鮮の兵士も、むりやり兵士に仕立て上げられた人が大半で、中には小学生ぐらいの子供の兵士もいたんだとか…。 

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朝鮮戦争によって、朝鮮半島は焦土と化し、人々の生活もどん底に。その様子をマネキンを使って展示していました。

朝鮮戦争の後、展示は現代に移ります。現代の陸・海・空軍のほか、国際支援部隊などの活動についても展示されていました。さまざまな制服を身に纏ったマネキンの他、使用されている装備なども展示されていました。

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おもしろいと思ったのは、陸軍だったら陸海両用の戦車みたいな輸送車両の、海軍だったら戦艦か護衛艦か知りませんが、船の、空軍だったら輸送機の、それぞれの実物大部分模型が展示されていて、実際に中に入ることができるようになっています。もやは、テーマパーク状態。

館内には、実際に使用されていた戦車やジープ、航空機、などが展示されているコーナーもあり、家族連れが乗り物に乗り込んで記念撮影をしていたりと、なんとも和やかな雰囲気。

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また、時間制で「戦争体験コーナー」なるものもあり、私達も行ってみました。薄暗いトンネルを通っていくと、草むらみたいなところに出ます。そこにお客さんが集まったら、照明が落とされ、突然音による銃撃戦が始まります。藪に身を潜めて銃を撃ち合う戦士の中に紛れ込んだような体験ができます。小さなお子さん連れの方は、無理かな~。

展示は館内のみならず、屋外にもあり、全部見て回ったら、かなりの時間を要すると思います。私たちは、それぞれのペースで勝手に見て回ったのですが、Y氏が熱心に展示を見ていたので、全部見終わったのは閉館時間間際。館内だけで4時間半も見ていました!

ここは、夏季と冬季を除いて、毎週金曜日の午後に、国軍儀仗隊のパレードも行われており、韓国人にとっては、家族連れで楽しめるスポットのようです。日本人も一度行ってみる価値はあると思います。

最後に、ホールに展示されていた子供達の絵画。「兵隊さん、いつもありがとう~」な絵です。
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おばあちゃんが兵隊さんのお墓の前で泣いている絵も…。絵の具の明るい色が悲しい。
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軍隊をテーマにした絵の中で、これだけは異色の存在でした。これぞ愛国心!韓国選手が1位よ~!ってことでしょうか、表彰台にキム・ヨナの切り抜き写真が。スポーツもある意味、戦争と同じなんでしょうか???
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